住まいも、家づくりも、私たちの暮らしそのものも、すべてが地球環境と密接に結びついています。ヒノケンは、宮城県内でもいち早く高性能で高耐久な家づくりに取り組み、その知見を積み重ねてきましたが、これはお客様の健やかで気持ちがいい暮らしとともに、住まいの省エネルギー化によるCO₂排出量の削減や、住まいの長寿命化による環境負荷の低減にもつながっています。私たちは国連が提唱する「SDGs(持続可能な開発目標)」に賛同し、高性能な家づくりを通して、持続可能な社会の実現に主体的に取り組んでまいります。
SDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)は、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、17のゴール・169のターゲットから構成された2016年から2030年までの国際目標です。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本でも各企業・団体による主体的な取り組みが期待されています。
私たちが手がける高断熱・高気密住宅は、一年を通して温度差が少ない室内環境をつくり、急激な温度変化による身体への負担を和らげることができます。また、ヒノケンの家づくりでは木をふんだんに使います。木には五感に訴える癒やし効果があり、よりリラックスできます。木を生かした高性能住宅で、住まい手の健康な心と身体につながる住環境をつくります。
住宅の省エネルギー化、そしてCO₂排出量の少ないエネルギーを用いることが、SDGsの実現には欠かせません。その方策の一つとして、ヒノケンは、高い住宅性能と太陽光発電システム+蓄電池によるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及に取り組んでいます。また、木質バイオマス燃料である薪ストーブやペレットストーブの導入についてのご相談にも積極的に応じています。
家は人の手によって、人の暮らしのためにつくられるもの。つくり手と住まい手の健やかな関係性が、高品質で信頼感のある家をつくり上げます。私たちは労働環境に配慮して、お客様・協力業者・スタッフの「三方良し」の経営を目指し、雇用促進・企業促進につなげます。
人材の高齢化や、木造在来工法の伝統技術が生かせる場の減少など、さまざまな要因によって、住宅業界は今、深刻な職人不足に陥りつつあります。しかし、質の高い注文住宅をつくるためには、腕の立つ大工をはじめとする職人の力が不可欠です。ヒノケンは、木組みの技と現代の技術を融合させた家づくりで、伝統技術を次世代へと継承する場をつくり出しています。
地域の街並みをつくるのは、建物です。地域に根ざした企業が地域の素材を使い、宮城の景観にふさわしい住宅をデザインし、長寿命な高性能住宅を地域の職人とつくることが、街の活気につながると私たちは考えます。地元の企業やオーナー様と連携して、愛着の持てる家づくりを続けることで、まちづくりの一翼を担っていきます。
ヒノケンの家は、暖冷房にかかるエネルギー消費を抑えることができる高性能住宅です。お客様に安心・安全に永く住んでいただくために、「長期優良住宅」「耐震等級3」を標準仕様としており、これは長い目で見て建材の消費やゴミの量の削減につながります。また、宮城の県産材を積極的に用いたり、ZEHに対応したり、環境負荷やCO₂排出量の削減につながる家づくりを実践しています。
ヒノケンの高性能な家づくりは、大工さんをはじめ、家づくりに欠かせない技能を持つ多彩な職人さんたちが名を連ねる自主運営組織「ヒノケン会」に支えられています。一年を通して快適でエコな住宅ができるのは、ともに施工技術を磨き実践してきた協力業者さんたちがいるからこそ。私たちはこれからも連携を図りながらチーム一丸となって、サステナブルな社会につながる家づくりを手がけていきます。