女川湾を望む高台に立つ
景色と感性が響き合う家
女川町 Oさま邸
女川湾を北東に見下ろす高台の分譲地。東側に広がる海と山々のパノラマを暮らしの一部として取り込むため、視線の抜けと窓の配置を綿密に設計した約29坪の住まいです。
編集者とデザイナーというクリエイティブなご夫妻が求めたのは、コンパクトながらも開放的で、感性を刺激する空間でした。中心となる20帖のLDKは、東面の大きな窓と吹き抜けを介して上下階が緩やかにつながるワンルームのような構成とし、面積以上の広がりと明るさを演出しています。
インテリアの主役は、職人の手仕事が光る造作の数々です。特にリビングの一角に設けた「ヌック」は、やわらかなアール壁とリブパネルで仕上げ、包み込まれるような心地よい居場所を創出しました。また、奥さんが好きな「ミナ ペルホネン」のタイルを用いた造作の洗面台や本棚、愛猫のための動線など、ご夫妻の「好き」と「暮らしやすさ」へのこだわりが、大工の手によって丁寧に形にされています。
この自由な空間構成を支えているのが、UA値0.46、C値0.3という高い住宅性能です。高断熱・高気密仕様により、大開口がありながらもエアコン1台で年中快適な室温をキープ。外壁には弾性のある塗り壁「Soi」を採用し、質感の豊かさとメンテナンス性にも配慮しました。
お二人はこの家で暮らすようになって、以前よりも気持ちにゆとりができたそう。ご夫妻の感性とヒノケンの技術が響き合う心豊かな住まいとなりました。

南側からの外観。シンプルなベージュ色の塗り壁が温かな風合いを醸し出す

女川港が望める東側には庇付きのウッドデッキを設置。アパート生活ではできなかったバーベキューも気兼ねなく満喫できる

木製玄関ドアと木調の軒天がアクセントに。奥まった玄関は雨の日でも濡れずに出入りできる

玄関の収納やリビングの本棚は、箱の部分を大工職人、扉を家具職人が手がけるという分業で造作されている

シンプルで落ち着きがあり、飽きのこない内装が心地よいLDK。明るさを抑えた照明使いにもセンスが光る

東側に開いたリビング・ダイニングの窓からは、女川港やその奥に連なる山々の景色が一望できる

フラットなステンレス天板で使い勝手の良いキッチン。奥さんがチョイスしたネイビーのタイルが空間のアクセントに

床は突板、壁や天井はクロスでコストカットを図りつつ、お二人のデザインセンスにより上質感が生み出されている

愛猫の居場所に最適なヌックスペース。手前のアール壁の設えも含め、ヒノケンの造作力の高さがうかがえる

リビングには壁付けの本棚を造作。木の格子で目隠しされた上部にはエアコンが格納されている

奥さんのイラストを再現した洗面スペース。足触りの良い籐の床や、ニュアンスカラーのタイルが心地よさを演出している

木とアイアンを組み合わせた透かし階段。その下には空間を有効活用してワークスペースを設けた

吹き抜けの高窓からも明るい日射しを採り込むととともに清々しい風景を一望できる

2階ホールに造作された本棚とカウンターは、ちょっとした読書に最適

寝室の隣に配したウォークインクローゼット。アールの垂れ壁がさり気なく個性を感じさせる

最も眺めの良い場所にレイアウトされた2階の寝室。窓際は愛猫のお気に入りスペースの一つ
DATA
竣工年:2024年
坪数:約29坪
工法:木造2階建て・在来軸組工法
住宅性能:UA値 0.46
暖房機器:エアコン

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