黒×赤のコントラストが個性的
公私を完全分離した店舗併用住宅
鉄骨造の自動車整備工場と、木造の店舗併用住宅、構造の異なる2棟が「黒×赤」のテーマカラーで並ぶ事例です。敷地面積は約120坪。オーナーが希望した「整備工場+商談用店舗+オーナー住居」をすべて叶えるには、事業に適した立地と十分な広さが必要であり、土地探しの段階からヒノケンが協力してこの建築地を選定しました。
ヒノケンでは鉄骨系の実績もあり、性能へのこだわりや完成までのプロセスは木造の場合となんら変わりありません。自動車整備工場の設計にあたっては、オーナーの意向を丁寧に汲み取りながら、作業のしやすさや車の動線まで配慮して仕上げています。
木造2階建ての方は1階を店舗、2階をオーナー自宅とし、フロアで公私を完全に分離。店舗フロアには、お客様の待合スペースや商談用応接室、従業員休憩室などを配置しました。2階に上がる自宅用玄関は店舗から見えないよう建物反対側に設け、家族のプライバシーにも配慮しています。
2階の住居は広々としたLDKと主寝室、子ども部屋2室の3LDK。旧北上川を望む大きな窓からは四季折々の景色を楽しむことができるほか、随所に遊び心をプラスした楽しい住まいになりました。
整備工場(左)と店舗併用住宅、どちらも「黒×赤」がテーマカラー
鉄骨増の工場内は広さ約56坪。作業効率や人と車の動線を考慮した設計
1階店舗の待合スペース。「黒×赤」の市松模様にデザインした床が目を引く
2階住居のリビングは17畳大。ヒノケン基準の高性能で冷暖房はエアコンのみで十分快適
勾配天井と大開口が開放感を演出。窓の外に旧北上川を望む爽快なロケーション
キッチン対面カウンターと収納棚を造作。ボードに貼ったブルータイルが色鮮やか
シンプルで使いやすい対面型のキッチンスペース
2階ホール。勾配天井の高さを活かしたオブジェにオーナーの遊び心とこだわりが
自然光を取り込む明るい洗面脱衣室。奥様に嬉しいドレッサーや収納棚も設けた
落ち着いたトーンでまとめた主寝室。デザインクロスがラグジュアリーな雰囲気
ピンクのクロスが可愛らしいオーナー宅の子ども部屋
自宅側の玄関。店舗から見えないよう配置してプライバシーに配慮