愛車を眺められる広々リビングでリラックス
石巻市のFさんは、家業の漁師を継ぎ、ご自身の会社を立ち上げたのを機に心機一転、それまで住んでいた実家を出て、ヒノケンが設計・施工を担当した新居で新生活をスタートしました。
ヒノケンとは縁が深かったそうで、「自分が中学生の時に建てた実家、震災後に建てた実家、そして数年前に建てた兄の家、全部ヒノケンさんにお願いしたんですよ」とFさん。「ヒノケンさんの家は性能が高くて、冬でもTシャツで過ごせるぐらい。そこが昔からいいと思っていました」と話します。
石巻漁業近く、140坪ほどの広さを誇る敷地に建つ新居は、黒と白のモノトーンを基調とした落ち着いた佇まいが印象的。室内に入ると、約30帖の広々としたLDKが出迎えてくれます。
何と言っても特徴的かつ圧巻なのは、大きなガラス窓を通してビルトインガレージに収められた愛車を眺められるリビングです。Fさんは「体力を使うハードな仕事なので、家はくつろぎの場所にしたいと思っていました。広いリビングで大切な愛車をいつでも身近に感じて過ごす暮らしが叶い、本当に嬉しいです」と笑顔。オークの床、青森ヒバやヘムを貼った天井など、自然素材を多用した気持ちの良い空間もくつろぎ感を高めます。
家事のしやすさも追求した愛着ある住まい
機能性もしっかりと盛り込まれたFさん宅。廊下などの無駄なスペースをできるだけ排除するとともに、キッチンの背面にはパントリー、書斎スペース、トイレを配置し、回遊できる間取りとしました。
洗面脱衣室もこの空間ひとつで洗濯の作業が完了するよう、ゆったりと面積を取っています。「回遊動線が便利で、家事も苦になりません。漁師の仕事は汚れ物が多く出るので、洗面脱衣室を広くしたのも正解でしたね」とFさんは語ります。
2階には2つの個室とホールをレイアウト。将来、家族が増えた時に対応できるよう、ホールは壁を付けて部屋にできるよう可変性を持たせているのもポイントです。
「ヒノケンさんにもいろいろな提案をしていただき、理想の家を実現できました。特に3Dパースでの提案は、平面図だけではイメージできない立体感が把握できてとても参考になりました」とFさんはヒノケンとの家づくりを振り返ります。
愛車を眺めて過ごせる空間が心身のリラックスと癒やしをもたらし、日々の仕事にもよりいっそう気合いが入るようになったと喜びいっぱい。「これから庭に木や花を植えたり、ガレージに棚を作ったりと、自分で家に手を加えていくのも楽しみです」と語っておられました。