ボルダリング壁に、のぼり棒…
子どもたちが元気に遊べるZEHの家
仙台市 Sさま邸
賃貸アパート住まいだったSさんご夫妻にとって、「3人の子どもたちがのびのびと育つ家に」というのが家づくりの原点でした。そこで家の中心となるリビングには、子どもたちが自由に遊べるよう、ボルダリングの壁とのぼり棒を設置しました。テラスとの一体感を意識し、南面には全開口型のサッシを採用しているのもポイントです。
実際、コロナ禍のステイホーム期間中も、お子さんたちは家の中で走り回ったり、工夫しながら遊んでいたそうです。キッチンからは、リビングや畳スペースで遊ぶお子さんたちの様子が目に入り、安心感があります。
住んでいたアパートは冬の寒さが厳しく、結露もひどかったため、ご夫妻は高性能な健康住宅であることも重視。ヒノケンならではの高断熱・高気密仕様の新居に、冬でも寒さを感じることがなくなったそう。「大きな吹き抜けのおかげで、2階まで一定の暖かさなのが嬉しいですね」と笑顔です。ZEHの実現で、光熱費も大幅に削減できています。
室内は、ご夫妻が好きなブルックリンスタイルを意識した仕上げに。家族のつながりや家事の効率性を考えたデザインや動線の工夫も満載のSさん宅。お二人が休みの日には、テントを張ってバーベキューをしたり、プールを出して水遊びをしたり、家庭菜園で一緒に野菜を育てたりと、庭のテラスも存分に活用しています。
「子どもたちと関わる時間、年月は限られているので、関わるときには全力で、が私たちの思い。この家はそれが叶う家です」とお話しくださいました。
北側道路に面したファサード。白い塗り壁に、ポイント的に取り入れた窓枠の黒が映える
玄関ホールとリビングを隔てるドアや窓は、ブルックリンスタイルを意識してセレクト
ダイニングからリビング方向を眺める。床にはウォールナット無垢材、壁には漆喰、大開口には木製サッシを採用した自然素材あふれる健康的な空間
リビングに据えられたボルダリングの壁とのぼり棒。上り切った先は2階ホールにつながっていて、回遊しながら遊べる
リビングに立つ奥さんを中心に、家族が集まる。仕切りや柱を極力なくした吹き抜けの大空間が開放感を生み出している
目線合わせのために床レベルを一段下げたキッチンは、IHとガスのハイブリッド型。モールテックスを採用した床には床暖房が入っていて冬でも暖か
機能性を追求し、脱衣室とは別に設けられたユーティリティ。床にはモールテックスが使われている。奥にはウォークインクローゼットも
窓から見える景色にも配慮。2階のホールからは窓を通して仙台の街並みを眺めることができる
引き渡し後にSさんがDIYで天井板を渡し、ブランコを設置した子ども部屋も格好の遊び場。将来的には2部屋に仕切ることもできる
スペースを有効活用してつくられた小屋裏部屋。Sさんが仕事や趣味の部屋として使用している
屋内とのつながりが感じられるように設計されたアウトドアリビング
庭には石張りの広いテラスを設けた。リビングの大開口を開け放てば、屋内との一体感のある団らんスペースに
DATA
竣工年:2019年
坪数:約45坪
工法:木造2階建て・在来軸組工法
住宅性能:UA値 0.39W/㎡K C値 0.2㎠/㎡
暖房機器:エアコン